力道山先生のちょっといい話

不動産部前島でございます。

今回は力道山先生のお話でございます。

力道山先生は、ジャイアント馬場さんとアントニオ猪木さんという

2大スーパースタ―を育て上げています。

その馬場さんと猪木さんの修業時代のことなのですが、

力道山先生は、馬場さんにはデビュー当初から海外遠征に行かせ、

一方猪木さんには自身の付き人として

非常に厳しい指導を行いました。

靴ベラで猪木さんの顔を殴ったという話もあります。

時を経て、海外武者修行から帰国した馬場さんに挑戦したものの、

全く歯が立たなかった猪木さん。

ある日力道山先生は、トレーニングをしている猪木さんにこう言います。

猪木よ、よくぞいままでわしの差別待遇にたえたな。

そしてあれほど馬場に負けつづけながら

よくぞ夜逃げもせずがんばった!

強いレスラーにはふたつのタイプがある

馬場のように天性の恵まれた体格とパワーで圧倒できるタイプと

おまえやわしのように中型の体格を努力と根性で

強化するしかないタイプだ

当然その育てかたもちがう!

わしは馬場にはどんどんチャンスをあたえ、

天性の素質を花ひらかせるようにし

逆に猪木には下づみの苦労

そこから生まれる雑草の強さを期待した!

「せッ……先生!!」

なんにもいわんでええ

とにかく、わしは馬場にトコトン連敗しながら、

なおかつ技と根性のレスリングで対抗しようとの執念を捨てぬ

猪木寛至ちゅう男をみとめた!

近くアメリカにも遠征させよう

リングネームもあの偉大なアントニオ・ロッカにあやかって

アントニオ猪木というのはどうかな?

 

 

猪木さんは、「ゴ、ゴッチさん!!」とか「せツ、先生!!」とか

感激屋さんなのです。

ちなみに、佐山聡さんの

“子供たちにカバンを持たせない話”を聞いた時には、

「いい話ですなぁ」

と言っています。