不動産用語集を作成していて気づくこと Part2

不動産部前島でございます。

本日は、当ホームページの「お役立ち口座」の

”楽ちん不動産用語集”を作成していて

気づいたことごお伝えしたいと思います。

今回は、「両手・片手」という表現についての説明を書きました。

この「両手・片手」ですが、

不動産業界では、両手取引き、片手取引きのことをいいます。

例えばなのですが…

A不動産屋さんが、売主様から土地の販売を任されました。

A不動産屋さんが宣伝活動をした結果、買主さんが現れました。

売主さん、買主さんの間に入る不動産屋さんは、A不動産屋一社だけです。

このような場合、

A不動産屋さんは売主様、買主様から仲介手数料をもらうことができます。

売主様、買主様両方から仲介手数料をもらえるこのお取引を、

「両手」といいます。

一方、

A不動産屋さんが、売主様から土地の販売を任されました。

A不動産屋さんが宣伝活動をしたところ、買主さんが現れなかったものの

B不動産屋さんが、買主さんを連れてきました。

売主様にA不動産屋さん、

買主様にB不動産屋さんがついてのお取引となります。

このような場合、

A不動産屋さんは売主様から、

B不動産屋さんは買主様から、

それぞれ仲介手数料をもらうことになります。

A不動産屋さんは、売主様からのみ

仲介手数料を頂戴する訳ですが、

このお取引を

「片手」といいます。

なのですが、

ウーム…。

お客様から頂戴する報酬を、

両手、片手

という言葉で表現するのはいかがなものかと思います。

これまでの歴史の中で生まれた不動産業界の隠語

のようなものなのかもしれないのですが、

やっぱり良い表現には思えませんので、

わたくしが社長に報告する時は、

「売主様から仲介手数料を頂戴します」

のようにきちんとした言葉を使おうを思います。